瞬き
そうだ、過去を変えれば いい 一瞬心が開け放たれたように感じる しかし、軽くなった思いはすぐに閉じられる たとえ過去が一つだけ変えらレルとしても 過去は時間と四方八方緻密に結びついていて 事実は粉々にはならない フライパンに卵を乗せ白身がプクプクとあわだつのを 待つ イタリアンパセリをちぎって八つに切ったトマトの上に乗せる 数秒後それらはカリカリに焼かれたパンとともにワタシの胃袋の中に入る ひとりでのランチ 瞬く瞬間 風が頬を取りぬける 熱っぽい体はあちこちでちくちくと痛みを伴いながら やさしい風を感知する 姿勢を正し皿をながしに戻す 風はもう ここにはないのだよ # by artartart100 | 2012-05-10 17:33
一休み
急に忙しくなった 暇な時には 世の中からみすてられたようで寂しい しごとが入れば頑張りすぎるから 終わったあとは 疲れて不機嫌になる ヒステリーにもなる 被害者はいつも夫 やってしまってから まったく。。。。。。 修行がたりない自分にはがっくり! 寂しいか、不機嫌か、ヒステリーか、どれをとっても なりたい自分には程遠い 何才になったからとて 自然に立派な大人になれるわけでは ない なりたい自分に近づくには 今の自分を認めるコトから始めなくては ヤッパリ だめです このところの寒さで 咲きかけていた紅梅が 氷花のように透き通っている 春に3日の晴れ間なし。。。。 明日は雨でもいいから モウちょっとだけ あったかいといいなあ # by artartart100 | 2012-03-12 00:00
初笑い
2月中程、夫から病名が外れた 一年半たよりにさせていただいていた薬とも オサラバになった やっと。。。。。というのが今の気持ち 次に思うのはありがたさだ 何せ若い息子が 一番ほしがっていた 今日という日の命を 夫は、また、いただいたのだから。。。 くすりをやめてしばらくは無理をしないよう 慎重な体調管理で病気のぶり返しを防ぎましょうとの 主治医のありがたい言葉を頂いた 以来二人して 毎日を丁寧に生きることをしている 注意深い生活 すると 薬をやめて10日目に夫は ベッドの上に神妙に座って こんなことを言う (毎日の朝の目覚めが気分いい まるで昔に戻ったみたいに。。。。) うれしくて。。。。思わずわたしの口から飛び出したのは ありがとうのコトバ 後になれば なにがなんだか分からない笑えるトンチンカンな返事だが ことしの初笑いは この ありがとうを抜きには始まらない。。。。。と 改めて思った # by artartart100 | 2012-02-22 22:34
羽
池のほとりで このところ ほとんど毎日 鳥たちとの出会いをたのしんでいる ごいさぎ あおさぎ しろさぎ コバン オオバン こはくちょう おしどり う むくどり すずめ しじゅうがら ジョウビタキ 尾長 かわせみ ほおじろ 他に名前を知らない鳥たちもにも沢山出会う 鶯は 口笛を吹きながら歩くと 音にあわせて一緒に移動する 探してもその姿は見えなくて 気配とうたごえだけのお付き合いだ 夏には 何百羽といた さぎたちの騒がしい一群は 今、巣立ちも終わり 数羽がのこっているだけになった 立ち止まって水面を眺めていると モウ 春のひざしが眩しい 思い切って マフラーをはずしてみた 首を伸ばして歩いてみようかと思う バンのマネをして伸ばした首でコキンコキンと 調子をとりながら歩く と 目の前で 急に 一羽のあおさぎが 水から飛び立った 大きな羽を開いて。。。。 青空に舞い上がるソノ姿は まるで池の上に咲いた 柔らかなグレーの大輪の花みたいだ 羽先は濃紺 池の上をゆっくりと回りながら飛ぶ 悠々と。。。。。 陽の輝きで羽がキラキラときらめく まるで 天からの美しい贈り物のようだ 一瞬 息を呑み 時間が止まるのを感じた # by artartart100 | 2012-02-22 10:13
アロマ
ずっと音信もなくお互い遠いところに身をおきながら ひょっこり会うことになる友がいる 会えば 昨日別れたばかりのような気がして 音信なく過ごしていた長い時間が不思議なほどだ 25年前のHはキラキラと眩しいくらいに美しかった ソノ姿はまるで泣いている 妖精みたい 儚げで だれもが ちょっとあこがれてしまうほどに。。。。 勿論 今でも12分に美しく魅力的ナコトには変わりない 昨日彼女は大きくなった二人の子供の写真を持参していた ひょっこり現れて ニコニコと機嫌よくその写真の説明をしてくれる 長身の彼女よりさらにグンとおおきな背丈のこどもたちに 囲まれて大笑いしている彼女だが ワタシはその写真を見ていて 昨日あうまでの彼女の心が不思議な輪郭を持って こちらに歩いて来るような気がした 結局 タイシタ内容の話もせずに数時間後 沢山笑って私たちは別れた シーンとなった我が家の居間で猫たちがウロウロしだした フト思う 結局彼女は わたしのほしがっていたモノに ぼんやりと寄り添いながら ソレを丁寧に広げて見せてくれたんではなかろうか。。。。と お土産は小瓶に入ったアロマ 彼女が調合したというそのアロマを さっき 手首につけてみた スースーして 野原に寝転んでいるみたいな気分になった 小瓶のウラには几帳面な字で ビンのなかの野草たちの割合が メモられていた まるで のんきな 魔法の呪文のように。。。。。 # by artartart100 | 2012-02-21 04:47
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