絵葉書
お元気ですかと
毎月2回ほど
絵葉書をくれる友人がいる
今日は
その彼女から
珍しく
電話があった
先生、ワタシ病気になってしまいました
心なしか泣きべその声には
絵葉書の大胆さがない
どうしたの?との問いかけにも
ある慢性の病名を告げると
モウ黙ってしまう
今すぐ動けなくなくなるわけではないし
治療の薬も存在するわけだからと
気の利かない、勿論
薬にもならないことしか話し合えないわたし
こんな時こそ、プラス思考じゃあないの?
℡を切ったアトは情けない自分と向かい合う
大きなため息のアト、よっこらしょと立ち上がり鏡を見た
にっと笑って陰気な顔を吹き消す
サテ、
どこかで
お食事でもしましょうかと
お誘いの
はがきでも書きましょう