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門符


門符(もんぷ)って知ってますか?

今朝の電話で母に笑われた
(毎年年末になると、かまぼこ位の大きさの白い板に父ちゃんが、蘇民将来子孫の門と墨で書くのが習慣だったよね。皆で父ちゃんのまわりを囲んで今年の字は去年の字より大きいとか、小さいとか、上手く書けたとか変だとか、口々に言いあってお正月を待ったのが懐かしいね)と言ったら、母は急に元気な声になり、(あれは門符といってかまぼこの板のような形ではなく、神様の板で確か、6か8角形だったと思うよ。大玄関には蘇民将来子孫の門と書き、小さい玄関には、笑門と書き、
おくどさん...台所の竈のこと...
や煙突、井戸には簡単なしめ飾りを用意したねえ。どこの家でも蘇民将来子孫の門という字は男が書くことになっていたんだよ)

資料によれば、旅の途中、
スサノオノミコトが、立派な家に住む巨旦に一晩泊めてくれないかと頼むと、貧しい身なりの神様をそれとは知らず家は貧しいから泊められません
何度頼んでもだめの一点張り。今度は、隣の貧しそうな家の住人、蘇民将来に、神様は同じことを頼んでみた。訳を話すと蘇民粟のご飯でもてなしたそうです。勿論その後は蘇民には幸せや豊かさが訪れいつまでも平和な暮らしが出来たそうです。
牛頭天王、スサノオノミコトは悪いことを追い払う神様だったので代々、蘇民家の人たちは神様の教えの通り、木の札に蘇民将来と自分の名前を書いて難をのがれたそうです

う~ん

蘇民将来が人の名前だとはね。
なんとなく将来いいことありますようにみたいな意味かと思いこんでいたのが恥ずかしい
今朝の電話で長い夢が覚めた気分である

そうそう、この門符でまだ思い出すことがありました

わたしの育った地では一年の初めに、この門符をしめ縄に取り付け、又一年の終わりに
、つまり12月31日の夜、神社の地で一年間お世話になった門符や、しめ縄を燃していた。夜の大きな焚き火は魅力的でわたし達はドンド火と呼んで大人になったらあそこで焼いたおもちを食べられるのだとそれも楽しみの一つだった。

それが
なんと、
大人になる前に、その日がやってきたのだ
何の前触れも無くね
父が余所行きの黒いマントを着て、わたし達兄弟に、さあ、いくぞ!

寒い晩で、焚き火の周りは,すでに人で一杯だった。
父はいろんな人と話しこんでいた
わたし達は、場違いな感じでかしこまっていた。
火の側はパチパチと火の粉が飛んできてとても熱く
火から離れると、寒くて鳥肌になった
寒くて熱い、あまり居心地のいいところではなかった
第一、眠くて
立ちながらいねむりをしていたような気もする

やっとおもちが口に入った時には、ほっとしていた。
何故ってもうすぐ帰れるからだ

楽しみにしていたおもちは、真っ黒で、灰のような味がした
眠くてぼんやりとした頭で、母がドンド火に行かないのには訳があったのだと理解した
そんなことを考えている自分が
少し大人になったような気がしたものだ

母と10年以上続いている毎朝の電話が、いろんな昔のことを引っ張り出す。
明日の朝には、お菓子の生姜糖の形がもしかして、門符の形じゃあない?って質問してみようっと。
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by artartart100 | 2007-05-24 18:45
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