春の季語
季語には美しい言葉が沢山在る
芽吹く
冷え切った土から柔らかな芽がちょろっと顔を出す
硬く干からびた木の幹から可愛い緑色の芽が覗く
新芽は木の芽(このめ)ともよばれるが
口に出すとなんだかかわいくてほんのりと春を感じる
この頃に降る雨を木の芽雨(このめあめ)
この頃に吹く風を木の芽風(このめかぜ)という
巣立ちも春の季語だ
巣立ったばかりの雛は、
満足に飛ぶ事もエサを獲ることも出来ない
それを知らずに勘違いして保護をしてしまうと自然界で
生きていけない
これも
自然とともに生きていくことを
感じる季語の一つだ
ねはんゆき 涅槃雪 彼岸雪 彼岸頃に降る雪
100歳まじかの母によれば
南勢に雪が降れば
もう
春だという