どんぐり
どんぐりはブナ科の植物
ブナ科の特徴は秋にどんぐりを
つけることだ
どんぐりを煮出して作る染料はつるばみ染めと呼ばれ
黄色っぽい色から黒っぽい色まで幅広い
子供の頃
どんぐりころころとどんぐりの歌を歌ったものだが
どんぐりの形は一つではなく数十種類あって
様々などんぐりのかたちがある
ぼうしの形だって
とんがったのや
平たいのや色も様々
大きさだってマチマチだ
つるばみ色は不思議な色だ
時代によって
身分の低い者が着るいろだったものが(奈良時代)
4位以上の貴人が着るものになったり(平安中期以降)
僧侶や喪服の色になったりもする
くるみもくるみ色を生む
秋は
豊かな森の出番だ
豊かな森がはぐくんだ秋の木が
和の色を生み
色が日本文化を彩る
(四季 色の名前) より