イリュージョン
イリュージョン
10年ほど前に立川談志と街ですれちがっている 時も場所も、はっきりと思い出せないママなのだが イリュージョンのソノ瞬間だけは 鮮やかに思い出すことができる どこかのビルの中か、あるいは駅だったろうか 確かではないが、渋谷か新宿あたりだったと思う 偶然、エスカレーターの、上がりと下りですれ違った 上りを利用していたのはわたし 下りにはカレが乗っていた わたし、きっと所在無く立っていたんだろうなあ 長いエスカレーターではいつも、そう 前後から携帯でしゃべる声が聞こえたり 騒ぐ子供をしかる母親の押し殺した声や お年寄りのため息やらを聞くともなく聞いている 一人じっと立つ 所在が無い がその時は違っていた 急にあたりがざわざわとしてきたのだ 何気なく視線を泳がすと ナンだろう? 唐突に カレの視線とぶつかったのだ ぶつかった視線の先に誰がいるのはすぐに分かった あまりにも個性的かつ見知った顔 テレビをひねったら、突然現実の人物が現れたような感覚とでも いいましょうか。。。。 おっと失礼!野次馬の視線はお嫌いでしょうネと すぐに視線をそらせたが、数秒後フト、すれ違いざまに視線がまた合ってしまった 今度はアレツという具合の出会いの視線 困ったような、頼りないような、厚かましいような、 傲慢なような、笑っているような、媚びているような、 鷹揚なような、追いかけるような、逃げ出すような、まさしく それはイリュージョン的視線か (笑) 面食らったのを思い出す 昨日のことのように。。。。 もしかしたら わたしがカレの知人の誰かに似ていたのかも知れない すれ違いざま、小さくヨとつぶやく声をきいたような気がした が、コレは わたしの気だけだったのかもしれない 今となっては、このイリュージョンの真意をきくよしもない。。。。 不思議と生生しい瞬間だったので 記載したくなった 合掌 追伸 (芝浜)モウ一度聞きたいデスね コレはあなたの肩書きである下品でも変人でも傲慢でもない (笑) すごいと感心した作品です
by artartart100
| 2011-12-03 15:36
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