青桐を 打つ雨 しげく 燈り入る (三石)
(ともり)
上の句の作者は、父、三石
馬酔木の季刊紙で2首か3首に選ばれた作品だ
まず
最初の出だしに青桐を持ってきたのが成功かなぁ~
暑い夏に
季語である青桐というコトバが
此の句全体に
爽やかさを呼びこむように感じます
激しい雨音に清清しい緑、そこに、紅くともる燈火
音、色、明かりと3拍子揃った
夏の雨の風情が
父の心には一体どのように届いていたのでしょうか?
紅く燈っている燈の場所は、一体何処を指しているのでしょうか?
此の句
長姉が覚えていたのを聞いて
ソッと
書き留めておいたものです